
2011年10月9日に「花とミツバチ:蜜源・花粉源植物&ハニーウォーク」を開催しました。
講師に、玉川大学農学部教授・ミツバチ科学研究センター主任の佐々木正己さんをお招きして、
30名の参加者で満席の中、松香さんのご挨拶で講演が始まりました。

佐々木教授自ら撮られた花やミツバチの写真が、スライドで紹介され、参加者の目がくぎ付けに!
「蜜」を中心に「花」を見ると、日頃私達が感じている花の美しさや可憐さだけではなく、
見た事のない「蜜源、花粉源としての花の世界」がそこにありました。
佐々木正己教授のお話は、知的好奇心を刺激する魅力的な内容であるにも関わらず、
とてもわかりやすいので、皆さん飽きる事なく聞き入っていました。

お話の中から蜜源植物について少しご紹介します!
まずは、蜜源植物の王様「日本カボチャ」です。
ミツバチが何匹も群がって蜜を吸っても大丈夫なくらい蜜が溢れ出るそうですよ!
家庭菜園をなさっている方、「カボチャ」を植えてみませんか?
松香さんのミツバチがやってくる事間違いなし!
日本の植物の45%は、外国から持ち込まれた「外来種」だそうです。
その中にも蜜源植物がたくさんあります。
ミツバチと言えば菜の花、菜の花の蜜はブドウ糖が多いので、結晶化しやすいそうです。
蓮華(レンゲ)は近年、外国から来た「ゾウムシ」によって被害が広がり、
ミツバチが大好きな花なのに残念です。
樹木ではなんといっても「ゆりの木」だそうで、
なんと!花弁から蜜が溢れるように出るんですって!
玉川学園にあるのかしら?探してみたいですね。
春、うすいピンクの花が数珠繋がりで咲く「ニセアカシア」は、
皆さんご存知の美味しい「アカシアハチミツ」になる、重要な蜜源植物です。
玉川学園校内にある「ヤシの木」にもミツバチがたくさん来るそうで、ヤシの花はどんな花?

日本在来種の蜜源植物のお話もありました。
蜜源としても優秀な「桜の木」は、人間もミツバチも大好き!
玉川学園地域にいっぱいありますが、年々数を減らしています。
つい先日も「危険だから」と町田市に1本伐採されました。
ミツバチのためにも桜を残したいですね。
ミツバチが好むのは一重の花です。八重の花はダメだそうで、そこは人間と好みが違います。
「モチの木」はクロガネモチ、ネズミモチ共にミツバチが好む蜜源植物。
「サルスベリ」の花は、夏に咲く貴重な花粉源です。
葡萄の仲間の「ナツヅタ」、皆さんのお庭にもある可能性が高い「ヤブツバキ、ウツギ」、
「モミジ」紅葉が美しい葉は有名ですが、花は‥知りませんでした。

40分の予定でしたが、時間をオーバーして講演会が盛況のうちに終了して、
さぁ!玉川学園の蜜源・花粉源めぐり、ハニーウォークにガヤガヤと出かけました。

その2に続きます。
ミツバチ@管理人