玉川学園・花とミツバチプロジェクト
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    モンゴルでの養蜂支援報告 Vol.2

    モンゴルでの養蜂支援報告 Vol.1 “つづき”より私たちはウランバートルからロシア国境近くのセレンゲ県スフバートル市のホテルを拠点として養蜂の支援活動を展開しました。車で30分弱程度のところにあるシャーマル・ソムは、1950年代にソビエトから養蜂技術が入った原点で、社会体制が変わった後もシャーマル・ソムがモンゴル養蜂の再出発点となっています。スフバートル市で開催されたセミナーが大盛況のうちに終わり、その後数か... <a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20131025110408b33.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20131025110408b33.jpeg" alt="モンゴル2_01" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br>モンゴルでの養蜂支援報告 Vol.1 “つづき”より<br><br>私たちはウランバートルからロシア国境近くのセレンゲ県スフバートル市のホテルを拠点として養蜂の支援活動を展開しました。<br>車で30分弱程度のところにあるシャーマル・ソムは、1950年代にソビエトから養蜂技術が入った原点で、社会体制が変わった後もシャーマル・ソムがモンゴル養蜂の再出発点となっています。<br>スフバートル市で開催されたセミナーが大盛況のうちに終わり、その後数か所の養蜂グループを視察し、仕事で帰国する中村教授と共に一旦ウランバートルに戻りました。<br><br>ウランバートルでも少数の養蜂家を集めてセミナーを持ちました。<br>大使館、JICAを表敬訪問し今回のプロジェクトを説明しました。<br>養蜂を通して大草原の草花がそのままで大変な資源となりうること、自然保護にも役立ち、それが観光資源としても重要であることを訴えました。皆大変納得してくれました。<br>宇田川氏、西山氏が日を変えて帰国し、いよいよ僕一人が残り、約2週間の予定で、養蜂家の各グループを訪問して、彼らが飼育している蜂群の状況を見てアドバイスをするプログラムが始まりました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20131025111346cb6.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20131025111346cb6.jpeg" alt="モンゴル2_05" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br>同行者はモンゴル農業大学トグトフバヤル教授(女性)、通訳ウーガン氏(獣医師で今回通訳を担当してくれました)、運転手(バイナー氏)と案内役としてシャーマル・ソム養蜂組合長(オユンバートル氏)と僕を含めた5名です。現場のそれぞれの蜂群をその場で診断し、適切なアドバイスができるか?本当に良い状態にすることが出来るのだろうか?と、個人的には多少の不安を持ちながらの出発でした。<br>どの蜂場でも共通していた点は、予想していたように一群あたりの蜂蜜度が低いこと、貯蜜圏と育児圏を分けた巣板の配列になっていないことでした。<br>彼らは旧ソビエト時代からの養蜂の技術をある程度は引き継いできましたが、蜂群数を増やすことが中心で、1群あたりの収蜜量をあげるための工夫はなされていないように感じました。<br>そこで今回は巣箱の中の蜂蜜度を混ませ、育児圏と貯蜜圏を分ける巣板の配列方法をアドバイスしました。<br>その他、その場で気づいた諸点をアドバイスし、質問を受け、実践として不用な巣板を抜き(蜂蜜度を上げるため)、巣の配列を整えて示したところ、意味が分からなくても感動しているような声が聞こえました。<br>「なるほど!やはりそうか!」「俺もそうだろうと思っていたよ!」などの意味だったそうです。<br>感動のあまりでしょうが、幾人かから「家を用意するから、ここに住んでほしい!」とまで言われ、こちらが焦るシーンもありました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/201310251127477bf.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/201310251127477bf.jpeg" alt="モンゴル2_06" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br>現地に向かって一旦ホテルを出ると、道中には民家もまばらでレストランや店もまったくないため、出発前に市場で野菜、肉などの食料、水を購入し、途中で煮炊きしながらの訪問でした。<br>お揃いで青い縞模様のTシャツを購入し、目的を一つにした5人での行動はとても良いチームワークで「一生忘れない!」と皆が言うほど楽しく、充実したものでした。<br>市場で購入したスープカップは各自が記念に持ち帰り、僕は現在も家で毎日使っています。広大な菜の花畑、ネギの仲間の花(マンギル)がどこまでも続く大草原、数えきれないほどの種類の花々が夢のように咲き乱れる大草原での炊飯・食事は本当に忘れ難い経験でした。<br><br>通常はカセットガスコンロを使用しましたが、草原での蚊よけ、熱源に馬糞を用いました。<br>草原ではどこに行っても少し歩き回れば乾燥した馬糞がたくさん見つかります。<br>馬糞の煙は藁縄を燃やした時のように心地良い?匂いでした。<br>集めた馬糞や小枝に火をつけ小石を焼き、それを鍋に入れて野菜、肉を煮るモンゴル風?の料理方法も経験しました。<br>馬糞はゲルの中でも使用され、乾燥中の肉の虫除け(たぶん燻製?)にも使われていました。<br>途中寄った遊牧民のゲルでいただいた馬乳酒は“飲むヨーグルト”っぽく、お酒としては弱い感じでしたが、忘れがたい経験でした。<br>私たちの腸内細菌の調整にはとても良いものだそうです。ウランバートルからスフバートルの往復の際に我々は一つのゲルを決めて訪問しましたが、いきなりの来客にも常に喜んで迎えてくれ、馬乳酒だけでなく昼ごはんも提供してくれた時もありました。<br>処置後1週間ほどして再訪した1つのグループが「以前より蜜が採れるようになった!」と言って喜んでくれ、ほっと胸をなでおろしました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/201310251156225fd.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/201310251156225fd.jpeg" alt="モンゴル2_04" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br>本派遣が無事終わり、約1か月後に「アドバイス後の確認・整理派遣」が9月11日から1週間の予定でありました。9月のモンゴル、ウランバートルからセレンゲ県への道中はすっかり秋の模様でした。車に設置されている温度計を見ると5℃、次の日の朝、ホテルの部屋の窓から見える屋根に氷がありました。それでも日中は暖かい日もあり、ハチも活動していました。遠くに移動していたハチは皆シャーマル・ソムの各自宅に戻し、越冬の準備作業期間でした。各家々付近の花にはミツバチがたくさん来ていました。<br>組合長の案内で各養蜂家を回って歩いたところ、すべてのグループで、採蜜量が上がり、産卵数も増えたという報告を受けました。組合長も「良い報告ばかりで、良くなかったと言う報告は一件もない」と言って喜んでくれ、本当にうれしく思いました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/2013102511455880b.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/2013102511455880b.jpeg" alt="モンゴル2_03" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br>確認後、ウランバートルに戻り日本大使館、JICAを再び訪問しました。<br>モンゴルの大草原はそのままで大きな資源になりうること、今後のJICAFの支援活動への理解を再度訴えました。<br>大使館やJICAからはとても高い評価をいただき、今後継続のために何らかの予算を申請するように促されました。<br><br>モンゴルの大草原での養蜂業はミツバチがそこに咲く数知れない花々を訪れ、花粉媒介することにより生物の多様性に大きく寄与し、同時に多様な人びとの生活へも貢献することができます。<br>そこで養蜂はミツバチが自然界と人の生活を仲介し、それぞれの多様性を互いに調和させうる産業であると考え、Harmony on Diversitiesと言うキーワードを考えつきました。<br>この概念は今後、別の機会でより明確にして行く予定です。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20131025120212509.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20131025120212509.jpeg" alt="モンゴル2_07" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br><br>文、写真:干場英弘(玉川学園・花とミツバチプロジェクト:ミツバチ管理人)<br><br>
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    モンゴルでの養蜂支援報告 Vol.1

    大草原の中にある蜂場。草原の花々の素晴らしさに皆で感激しました。昨年の定年退職以来、玉川学園・花とミツバチプロジェクトのミツバチ飼育係として、皆様と楽しくお付き合いをさせていただき心より感謝しています。今回 JAICAF からの依頼を受け、6月の1週間の調査派遣に続き、本派遣として7、8月の約1か月間、大草原の地モンゴルの養蜂指導に行ってきました。玉川大学ミツバチ科学研究センターの中村教授に「自分の持っている... <a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_04.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_04.jpeg" alt="大草原のミツバチ" border="0" width="600" height="449" /></a><br>大草原の中にある蜂場。草原の花々の素晴らしさに皆で感激しました。<br><br><br>昨年の定年退職以来、玉川学園・花とミツバチプロジェクトのミツバチ飼育係として、皆様と楽しくお付き合いをさせていただき心より感謝しています。<br><br>今回 <a href="http://www.jaicaf.or.jp" target="_blank" title="JAICAF">JAICAF</a> からの依頼を受け、6月の1週間の調査派遣に続き、本派遣として7、8月の約1か月間、大草原の地モンゴルの養蜂指導に行ってきました。<br><br>玉川大学ミツバチ科学研究センターの中村教授に「自分の持っている養蜂技術をどこかで役立てれば」と話したことがきっかけになりました。これが最後のチャンスであろうと、ありがたく引き受けさせていただきました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20130823115422d86.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/20130823115422d86.jpeg" alt="中村純教授" border="0" width="600" height="450" /></a><br>草原の草花に興奮?中村純教授。僕も同様の行動だったらしい(^_^;)<br><br><br>モンゴルの養蜂は、1950年代半ばにソビエトから導入され、社会主義体制下で組織化されました。<br>当時、1500 蜂群を飼育、30-35t/年の蜂蜜を採集していたそうです。<br>1991年のソビエト連邦の崩壊に伴う混乱期に養蜂業もほぼ壊滅状態になりました。<br>民営化後は、社会主義時代に養蜂を担当していた経験者が細々と続ける状況でしたが、2000 年代末にワールドビジョンの支援が入ったことで息を吹き返し、現在は、第二次養蜂時代ともいえるようになりました。<br>2009 年当時、40 世帯200 蜂群で始まった養蜂は順調に成長を見せ、現在、100 世帯3,000 蜂群に拡大し、年間約30tを採蜜しています。<br><br>今回は51 世帯2000 蜂群から構成されるシャーマル郡養蜂組合を中心に活動しました。<br>まずは調査派遣で7月19日から26日の1週間、モンゴルの養蜂の状況をシャーマルソムで拝見させていただきました。<br>筆舌には尽くしがたいほどの広大な大草原に咲く草花は多くが価値のある蜜源植物で、膨大な資源を前にし、身震いするほどでした。<br>一方、わが国では比較にならないほど貧弱な蜜源で1群あたり1回の採蜜で8~10kgは収穫しているのに対し、シャーマルでは2㎏程度で、多くても5㎏はあまりにも少ないことに驚きました。<br>巣箱の中を見ると巣板の枚数に対する働き蜂の密度(以下、蜂密度)が極端に低く、これが低収穫のおもな原因であろうと判断しました。<br>ここでは蜂蜜は養蜂家が個別に瓶詰めし、イベントや大衆市場でほとんどすべてが販売されています。<br>スーパーマーケットには回るだけの生産量がないのも一因と思いますがパッケージも品質管理も低レベルのままでした。<br><br>蜂群を見て最初に出たのは「これはひどい!春から一緒に飼育して自分の養蜂形態を見せたい」と言う“上から目線”の思いでした。<br>しかし楽しそうに誇りを持って活動している養蜂家を見るうちに、「まずは養蜂家、歴史・風土をリスペクトしなければ」と思いを新たにして本派遣での準備を進めることにしました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_02.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_02.jpeg" alt="モンゴルのミツバチ" border="0" width="600" height="451" /></a><br>ヒメハナバチの仲間がご挨拶に。僕の指にとまってくれて、嬉しかったです。<br><br><br><br>本派遣は7月9日から8月6日の約一ヶ月。<br>調査派遣で問題点となった①生産量の向上、②蜂蜜の品質管理の問題、③モンゴルのイメージである“大草原”の蜜資源を積極的に国外に紹介することを、セミナーを開催してアピールしました。<br>同行した中村純(玉川大学教授)、宇田川僚一(株式会社生活の木専務取締役)と共に熱気あふれる中でのセミナーでした。<br>当日はナーダムと言うモンゴル上げてのお祭り、国全体の休日であったにもかかわらず、100名程度(2日間で200名以上)の養蜂家が参加してくれました。<br>モンゴルの290万人程度の人口のうちの半数近くがウランバートルに集中している現状で地方の小さい町で100名の集会は珍しいと言う声も聞かれるほど興味が高いことを示しています。<br>セミナーでは蜜蝋からキャンドルを作る実技もあり、多くの人が喜んでくれました。<br>その前後に皆で筆舌に尽くしがたいほどの規模の大草原で草花を調査し、蜜源植物の豊かさに改めて感動しました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_03.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_03.jpeg" alt="タイムとミツバチ" border="0" width="600" height="461" /></a><br>タイムの大草原にミツバチがいました。<br><br><br>大草原は遠くから一見するとまるでゴルフ場の様です(何と発想が貧弱なこと(^_^;)と思いますが)。<br>しかし、一歩足を踏み入れると、いたる所に様々な草花があり、どこに蜂群を置いても蜜が採れそうです。<br>10㎞四方は楽にあると思われるタイムの大草原も圧巻です。<br>ピンクの花がどこまでも続いていました。<br><br><a href="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_05.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-61-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/mongol_05.jpeg" alt="オドリコソウとミツバチ" border="0" width="600" height="466" /></a><br>オドリコソウの仲間を訪花するミツバチ<br><br><br>養蜂家の各グループはシャーマルソムから遠く離れたところに養蜂場を設置し、そこを訪問するのに車で何時間もかけなければいけません。<br>中村教授と「なんでこの大草原に蜂群を置かないのだろう?」とぶつぶつ言いながら進むうちに、今度はどこまでも続く菜の花畑、ここにわずか100群ほどの蜂群が置いてありました。<br>「なんでわざわざ菜の花畑に行くのだろう?モンゴルン大草原からの蜂蜜の価値を知ってもらいたい!」との思いは募るばかりです。<br>どうしても花密度の高い方に目が行ってしまうのでしょうが、これでは将来国際的な市場に売り出すときには価値がありません。<br>各養蜂家のグループに会うたびにこのことを訴えました。<br>その中で1グループだけ大草原の蜜にこだわって採蜜しているグループがありました。<br>中村教授に「涙が出そう!」と言わせるほど壮大な花々の大草原でした。<br>黄色、紫のマメ科の花、オドリコソウの仲間など、思わず訪花しているハチにカメラを向けました。<br>(続く)<br><br><br><br>玉川学園・花とミツバチプロジェクト ミツバチ管理人 干場 英弘<br><br>
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    玉川学園の桜は確かにすごい!

    玉川学園の春は桜一色!以前から「ここで桜蜜を採ってみたい」と思っていました。感謝なことに昨年松香ミツバチプロジェクトに加えていただき、しばらく振りにミツバチを飼育するチャンスが与えられました。桜蜜を採るためには前年の秋からの蜂群・越冬管理がとても大切です。何とか飼育感覚を取りもどしつつクリアーしましたが、予想外に寒い冬でしかも早い開花には少なからず焦りました。それでも一部の桜を残して多くの花びらが... <a href="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/P4116268.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/P4116268.jpg" alt="sakurasaimitsu_01" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br><br>玉川学園の春は桜一色!<br>以前から「ここで桜蜜を採ってみたい」と思っていました。<br><br>感謝なことに昨年松香ミツバチプロジェクトに加えていただき、しばらく振りにミツバチを飼育するチャンスが与えられました。<br>桜蜜を採るためには前年の秋からの蜂群・越冬管理がとても大切です。<br>何とか飼育感覚を取りもどしつつクリアーしましたが、予想外に寒い冬でしかも早い開花には少なからず焦りました。<br><br>それでも一部の桜を残して多くの花びらが散り終わった4月11日に「桜の開花時期の蜜」を収穫しました。<br><br><br><a href="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/P4116289.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/P4116289.jpg" alt="sakurasaimitsu_02" border="0" width="600" height="800" /></a><br><br><br>ライトイエローで濃度が高く、予想を超えた良質の蜜の香りと味にその場にいた人たちと感動を分け合いました。<br><br>「玉川学園の桜は確かにすごい」と感じています。<br><br><br><a href="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/P5176408.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/P5176408.jpg" alt="matsukahoneysakura_03" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br><br>その後も良質の蜜が収穫されています。<br>地域の皆様に喜んでいただければ大変ありがたいです。<br><br><br>新らしい‥ミツバチ管理人 干場英弘<br><br><br>☆干場さんが可愛い‥可愛いと育てている元気なミツバチを是非見ていただきたいですね♬<br>ミツバチがこんな良質なさくらハチミツを作り出せたのも、玉川学園にさくらがいっぱいあるからです。<br>樹齢の高い(歳をとった?)さくらを玉川学園の財産として大切に残していきたいと‥しみじみ思います。<br>一年に一度‥見事に咲いて、そのうえ美味しいさくらハチミツの恩恵を私達に与えてくれるんですから‥。<br><br><br>新しい‥ミツバチ@事務局 江藏桂<br><br><br>
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    水飲み場のミツバチ

    今日は風が強いですね。巣箱の上に置いておいた波形トタンが何度も飛ばさました。この強い風の中、松香ミツバチハウスの巣箱の近くに設置したミツバチの水飲み場にはたくさん集まっていました。この時期は子育てがはじまり、蓄えておいた濃度の高い蜜を薄めるのでしょうか?水を必要としますが、この強風の中でもこんなにたくさん集まっていて、ちょっと感動しました。干場 英弘春を迎えた「花とミツバチの庭」から、嬉しいお知ら... <a href="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/201303mizunomiba.jpeg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/201303mizunomiba.jpeg" alt="水飲み場のミツバチ" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br>今日は風が強いですね。<br>巣箱の上に置いておいた波形トタンが何度も飛ばさました。<br>この強い風の中、松香ミツバチハウスの巣箱の近くに設置したミツバチの水飲み場にはたくさん集まっていました。<br>この時期は子育てがはじまり、蓄えておいた濃度の高い蜜を薄めるのでしょうか?水を必要としますが、この強風の中でもこんなにたくさん集まっていて、ちょっと感動しました。<br><br>干場 英弘<br><br>春を迎えた「花とミツバチの庭」から、嬉しいお知らせが届きました♬<br>文も写真も干場さんからです。<br><br>過酷な冬を乗り越え、無事に冬越しして、活動を始めたミツバチたち。<br>ちょっとではありません。すごく感動しています♬<br><br><span style="color:#FF00FF">ミツバチ@管理人→</span><br>炭(黒い物体はそうですよね?)を入れているのは何のためですか?<br><br><span style="color:#0000FF">干場さん→</span><br>別に炭でなくともよいのですが、水を吸い上げる素材であれば、ハチは水に入る危険性もなく給水できます。<br>たっぷりと水が入っている容器より、炭や鹿沼土のような素材に水を含ませておいた方が給水蜂は集まります。<br><br><span style="color:#FF00FF">ミツバチ@管理人→</span><br>子育てには水が必要なんですね?<br>何に使うのかはまだ良くわかっていないんでしたか?<br><br><span style="color:#0000FF">干場さん→</span><br>水は蓄えている濃度の高い蜜を薄めるのには欠かせないと思います。<br>春先、特に子育てが始まる頃は盛んに運びます。<br>また、夏の暑い日は温度調節のためにも重要な役割を果たします。<br><br><span style="color:#FF00FF">ミツバチ@管理人→</span><br>蜜ではなく、水を巣に運ぶ役割のハチがいるのですか?<br>それとも必要に応じて臨機応変に蜜を運んだり水を運んだりするのですか?<br><br><span style="color:#0000FF">干場さん→</span><br>確か、水運びの専門のハチがいるはずです。Seelyの本を読み直さないと・・・。<br>松香さん。どうでしたっけ?だいぶ前に訳した本の中に書かれていますよね。<br>あの部分の訳は僕の担当だったと記憶していますが、詳しい内容は忘れてしまいました。<br><br><span style="color:#339900">松香さん→</span><br>その通りです。<br>トム・シーリーの「ミツバチの知恵」(1998)に書いてあります。<br>この本は、コーネル大学のシーリーの本ですが、干場さんや、榎本さんなど玉川大学関係者に訳してもらったものを、松香と長野敬氏の監訳として出版しました。<br>出版社の青土社の社長は玉川大学の卒業生です。<br>また、後年、中村純教授は、教授になる前にシーリー研に1年寄留していました。<br>それともう1人、コーネルに行った仲間がいました。新島惠子教授です。<br>クサカゲロウの研究で半年ぐらい行っていました。<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/ミツバチの知恵―ミツバチコロニーの社会生理学-トーマス・D-シーリー/dp/4791756606/ref=sr_1_16?s=books&amp;ie=UTF8&amp;qid=1362762995&amp;sr=1-16" target="_blank" title="トム・シーリーの「ミツバチの知恵」(1998)">トム・シーリーの「ミツバチの知恵」(1998)</a><br><br>最後に‥今日は3月8日‥ミツバチの日です♬(ギリギリ間に合いました)<br><br><br>
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    雪に埋もれたミツバチ‥!

    2013年のミツバチブログは大雪にみまわれた14日の花とミツバチの庭からはじめましょう。雪に埋もれた巣箱‥寒そうです!ミツバチは元気なのでしょうか!ミツバチの巣箱の中が気になって‥干場さんにコメントをお願いしました♪14日の予想外の大雪には驚きました。僕は埼玉の自分の家から玉川の松香宅に行って仕事をするつもりでしたが、途中用事で寄った場所に行くのが精一杯でした。乗ったバスは1時間経っても100メートル位しか動か... <a href="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/m-hachi20130114-01.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/m-hachi20130114-01.jpg" alt="雪の中のミツバチ01" border="0" width="600" height="450" /></a><br><br>2013年のミツバチブログは大雪にみまわれた14日の花とミツバチの庭からはじめましょう。<br>雪に埋もれた巣箱‥寒そうです!<br>ミツバチは元気なのでしょうか!<br>ミツバチの巣箱の中が気になって‥干場さんにコメントをお願いしました♪<br><br><br>14日の予想外の大雪には驚きました。<br>僕は埼玉の自分の家から玉川の松香宅に行って仕事をするつもりでしたが、途中用事で寄った場所に行くのが精一杯でした。<br>乗ったバスは1時間経っても100メートル位しか動かない状況でした。<br>この日松香宅で研究のために来ていた学生が雪の中の巣箱の写真を撮ってくれました。<br>巣箱の中はこの状態では開けてみることはできませんが、日曜日の明るい日差しの元で見た限りでは良い状況で越冬中です。<br>ミツバチ3群(3箱)のうちの少なくても1群はとても良い状況ですので、このまま行けば桜の開花に会わせてハチを整えることも可能かも知れません。<br>このままうまく行き、桜ハチミツが採れることをちょっとドキドキしながら期待しています。<br><br>干場 英弘<br><br><a href="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/m-hachi20130114-ta02.jpg" target="_blank"><img src="https://blog-imgs-51-origin.fc2.com/h/a/n/hanatomitsubachi/m-hachi20130114-ta02.jpg" alt="雪の中のミツバチ02" border="0" width="450" height="600" /></a><br><br><br>巣箱の中の事を聞きたくて「ウズウズしている」ミツバチ@管理人の質問に答えていただきました。<br><br><span style="color:#CC0000">ミツバチ@管理人</span><br> 「少なくとも1群はとても良い状況‥」とありますが、<br> 残りの2群はまあまあ良い状況なのでしょうか?<br> それともあまり良くないのでしょうか?<br><br><span style="color:#000099">干場さん</span><br> 他の2群は何とか越冬できそうな状況で、桜からの餌で蜂群が成長すると思います。<br><br><span style="color:#CC0000">ミツバチ@管理人</span><br> 巣の中の温度は何度? <br> 働きバチは越冬中は、巣の中で何をしているのでしょうか?<br> 女王蜂は越冬中でもセッセと卵を産んでいるのでしょうか?<br> 気温が何度になったら外へ出てくるのでしょうか?<br> 外へ出たら先ず最初に何をするのでしょうか?<br><br><span style="color:#000099">干場さん</span><br> 冬でも夏でも巣の内部は約30℃付近を保っています。<br> 冬の寒いときはお互いに密集して寒さをしのぎますが、<br> その際にハチミツを燃料にしてハネを動かさずに胸の筋肉だけを動かし熱を出します。<br> この熱を出し合うことで30℃付近を保つことができます。<br> この時期は蜂群の内部点検をすることは控えます。<br> 女王蜂はおそらく今の時期は、特に今年は寒いので産卵を停止しています。<br> 1月末から2月初旬に、今年のハチ管理を始動します。<br> まずは砂糖水を与えて「今シーズン開始!」の指令を出します。<br> ミツバチは気温が12度以上になると外に出て活動します。<br> 冬の間、巣箱にこもっていたのでこれらのハチはまず脱糞します。<br> もちろん花があれば花にも行くでしょう。<br> 梅が咲き始めていますか?<br><br><br>雪に埋もれた巣箱の中でミツバチたちが「おしくらまんじゅう」している姿を想像してしまいました。<br>一生懸命「胸の筋肉」を動かして‥みんなで巣箱の中を暖めて‥巣箱の中は30℃!<br>「おしくらまんじゅう」の真ん中は暖かいけど、一番外側は寒い。<br>外側で体が冷えたミツバチは、暖かくしているミツバチと交代しながら「おしくらまんじゅう」中!<br><br>春が待ち遠しいミツバチ@管理人でした。(ミツバチも待ち遠しいかな?)<br><br><span style="font-size:large;">今年も玉川学園・花とミツバチプロジェクトをどうぞよろしく♪</span><br><br><br><br><br><br><br>
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